あれから1年・・・語らせてください。

10月23日です。昨年の23日を思い出すと、今でも複雑なせつない気持ちになります。
去年のその日、私達は年に一度、恒例にしている私の兄ファミリーとの食事会の予定でした。
だんだん夕方になっていくと、あと一時間半でお店を閉めて行けるんだって、ルンルン気分(死語?!)で2階でアイロンがけをしていました。
突然、[ゴォー]としたから地鳴りのような音がしたかと思うと、今まで、感じたことの無いすごい揺れで、これは大変だと早く下に降りようとしたのですが、あまりの揺れで、まっすぐ歩くことも出来ず、転がるように階段をおりてきました。その日預かっていた、小4の甥と子供の手をつかんで、外に出るのがやっとでした。
甥は、私にしっかりとつかまり、唇を青くして、死にそーな表情で、気持ちを落ち着かせるのにやっとでした。
大きなゆれは、その後すぐに2回もきて、3回目の揺れは、ここでも震度6弱という規模でした。TVでは、頻繁にこの地震での津波の心配はないといっていましたが、海に近いここでは、本当なの?とけっこう信用していませんでした。私は、これが地球最後の日がきたんだ!って真剣に思ってしまったほどです。余震は、その後も結構大きい揺れが何ヶ月も続き、いつ終わるのかとほんとうに心配でした。幸い、うちでの被害は、それほどなっかたのですが、中越の蔵元さん、問屋さん、知り合いの皆様のなかには、甚大な被害に遭われた方もいて、心配しておりました。特に仲の良い I さんは、自宅も半壊、会社も被害にあっているのに、2~3日後にここまで、営業にきたのには、本当に驚きました。
避難所に行き、配給をもらいながら、夜は車で寝泊りしていたというのに、よくぞここまできたもんだと、頭がさがりました。なにもあげるものがないので、みそ・しょうゆ・味噌漬けとか持っていって、と言ったら、[遠慮はしません。頂いていきます。]と明るく話す姿に感動しました。あれから1年・・・[我が家も柱から大きく開いた壁のすきまの補修ができて、ようやく、[家の中の]お風呂になりました。]先日きたIさんが、うれしそうに話しをしてくれました。

1年たっても状況が、変わらない人達がたくさんいます。つい最近、話題の杉村先生が、山古志を訪れた映像が流れました。
全国のニュースになって、注目をあびて、地震前の生活に戻っていない現状が話題になったでけでもよかったと思いました。風化させないで下さい!!

最後に、震災で被害にあわれた皆様の一日も早い復興を心よりお祈りいたしております。


http://www.392430.com
by 392430 | 2005-10-23 09:02 | ひとりごと・日記編 | Comments(0)

上越市の、とある?!商店に嫁いだ二代目嫁の笑いあり、涙あり(?)、レシピありの奮闘記です。


by kaccoママ
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31